ちえのわ事業協同組合


	「農村社会を守る」
	築き上げた
	先人の想いを
	引き継いでいく
	ここに住みたい気持ち、
	ここで農業をやりたい気持ち、
	この地の農村社会を築き上げた先人の気持ちを
	引き継いでいくことが本来の農業だと思います。
	
	しかし、現実は、離農が増加。
	牧場も学校も廃屋が点在し、
	仲間が減っています。
	
	日本中の農業、農村の崩れが進んでいます。
	変化の激しい現代で、崩壊させず、
	次世代に受け継ぐため、立ち上がりました。
	
	農村社会、農業を守りたくて、ちえのわ事業協同組合を設立
	
	別海、北海道の根釧地域のまちは、環境も治安も世界規模でみても良い場所です。
	都会の課題として貧困、育児、介護などがあると思います。
	それらの課題も、農業者として働く場所があり、手厚い周囲の協力で心配ありません。
	こんな素晴らしい地域ですから、崩壊させたくはありません。
	地域を守っていくには、そこに住んでいる人が大切にしていく必要があると考えています。
	
	しかし、現実は離農が増えていて、農村社会の崩壊が進もうとしています。
	既存の方法では農業を守り切れないのではないかという疑問が湧いてきました。
	
	農村社会を守るためにどうすればいいか?
	その方法として、ちえのわ事業協同組合の立ち上げを決意しました。
	人間は、組織を作って、相互扶助の精神のもと高め合い、発展していくと思います。
	先日、我々の組合内では、放牧と舎飼いの違いで議論がありました。組織があるお陰で、この議論は起こり、組合員はよりおいしい牛乳を絞るための努力を見つめ直す機会を得ることができました。
	
	組織内だけでなく組織外への良い影響も期待しています。
	組織内の個人同士で切磋琢磨することと同じように、組織・団体間でも切磋琢磨できると考えています。
	農業界を守っている既存のシステムは、素晴らしい理念の上、これまで酪農界を守ってきた実績があります。
	既存のシステムと高め合い、さらに発展するきっかけになるような、農業界を守る新しい団体としての立場も目指しています。
	
	農村社会を次世代に受け継ぐには、次の時代に生きていく人にあわせて新しいことを取り入れる必要があると考えています。
	例えば、服装は、着物から洋服に変化しています。それも次の時代に生きていく人が着物ではなく、洋服を選択していった結果だと思いますね。
	ちえのわ事業協同組合でも、次の時代に生きていく人が選択しつつあるスマートフォンとSNSの取り入れ、IT化を少しずつ行っています。
	IT化を提案してくれた人は、このまちが地元でもなく、酪農家でもありません。
	ちえのわ事業協同組合という名称は、農家だけでなく、色んな人で『知恵』の輪を作っていきたい意味を込めて『農業協同組合』ではなく、『事業協同組合』としています。
	
	協同組合の原点は、ここで生活していきたいという想いを守ることです。
	しかし、最低限のお金がなければ現実問題として暮らしていくことはできません。
	我々は、ここに住みたいという気持ちを追求していけば、経済活動もついてくることを体現したいと考えています。
	その方法のひとつとして、六次産業化への道を切り開こうとしています。
	この地域での仕事といえば、酪農、生産者としての仕事です。
	六次化を行うことにより、流通、販売などの雇用も生まれるため、生活する上で必要な仕事のバリエーションを増やすことができます。
	また、六次化の良い効果として、生産者と消費者が直接繋がることにより、お互いの信頼関係を築くことに繋がります。
	
	現状では、生乳取引は需要と供給の調整が難しいため、決まった団体が生乳を一元的に集荷して管理する方法が一般的です。そのため、誰がどんな状態で生産したのか詳細はわからないものしか消費者は選べません。
	生産者がわかるようになれば、農家の立場としても、よりおいしいものを生産していこうというやりがいを持つことができます。
	
	我々は、農村社会を守るための、はじめの一筋として、『別海のおいしい牛乳』を作りました。
	次の世代へ受け継ぐための我々の活動が、農村社会を変える原動力になることを期待しています。
	
	『誰のため、何のために』
	を意識していれば、
	自分の行動がおのずから決まります。
	誰のため、何のために
	人間は動いているのか考えたとき、
	人と人との関係を築き、
	受け継いでいくことが
	人間社会だと思います。
	現実は、離農により
	税金も使って建てた施設が放置されています。
	離農が進むということは、
	仲間が減るということです。
	受け継いでもらう次の世代には
	ここで暮らすという原点を忘れずに
	この地域の産業へ加わりながら
	生き生きとした農業を行い
	農村をつくることを目指してほしいです。
	
	このまちに住む人のため、酪農のために